月好きの色々

RTAやテトリス、パソコン関係の事等を色々書いてます

魔女の家RTA色々

ここでは魔女の家のRTAに関して自分が知っている事を纏めていきます。

注意

・この記事には随所に魔女の家のネタバレが含まれます。未プレイの方はご注意ください。
・無料で出来る魔女の家の事をVX版、SteamやDMMで購入出来る魔女の家MVの事をMV版と表記しています。
・ここに書いてある情報が全てではありません。(更新箇所があれば更新していく予定ですが)ここには載っていない情報やチャート、誤表記等もあるかもしれませんがご了承ください。

魔女の家RTAの歴史

魔女の家RTAの歴史は古く、ゲームの公開開始から僅か1週間で20分を切った方もいらっしゃいます。
https://twitter.com/blockvincent/status/255669908837367808?s=20

公開当初、魔女の家のRTAを実況したり動画として公開する事は利用規約で禁止されていましたが、ノーマルエンド、トゥルーエンドの他にもう一つエンディングがあるという事で、そのエンディングを見る為に様々なクリア方法が試されていました。
その方法の中に、XX分以内でクリアという今のRTAに繋がるクリア方法があった訳です。(実際はどれだけ速くクリアしてもエンディングは変わりません)

そして、バージョンが1.03から1.04に変わったあたりで実況動画のガイドラインが改定。
RTA動画が解禁となりました。ニコ動にある(多分)現存最古の魔女の家RTA動画はガイドラインが改定された日である2012/10/10となっています。
https://nico.ms/sm19087795

その後、2015/04/22にspeedrun.comに魔女の家のページが追加。
最初の世界記録はブラジルの方の16:26でしたが、日本の方が打ち立てた14:07という記録を抜く方は現れず2年が経過。
そして2019年の夏、海外勢の中でRPGツクール製ゲームのRTAで記録を狙う方が現れ、魔女の家Any%RTAの世界記録は遂に13分台に突入しました。

MV版はゲーム公開から1週間でSRCにページが作られました。
ここでは主に日本人の世界記録更新が多かったです。
そんな中、"テキストをスキップするボタン(Wキー)"が見つかり更新合戦は更に激化。(自分はこの辺で追いつけなくなりました笑)
先ほど述べた海外勢も走り始め、上位争いはかなり熱かったです。
https://twitter.com/verb258/status/1064180221153173509?s=20
現在はMV版よりVX版の方が活発な状態なので、今度の大会を機にMV版の走者も増えてくれると嬉しいな…

追記:2020/3/28に行われた「年度末ホラーゲームSpeedrun大会」に魔女の家MV、8/13~16に行われた「RTAinJapanOnline2020」に魔女の家で参加させて頂きました!(この並走の前にRTARacingさんでも同じカテゴリで並走を行っています)

www.twitch.tv

www.twitch.tv

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長くなりましたが、以上が魔女の家RTAの歴史となります。

MV版とVX版の違い

MV版とVX版をRTA目線で見た場合、非常に大きな違いが2つあると思っています。
それは、
・斜め移動のやり易さ
・テキストスキップのやり易さ
です。

まず斜め移動ですが、VX版・MV版どちらもプレイした方はすぐ気付いたと思います。
VX版の斜め移動は押している方向のどちらかに壁や障害物があった場合、ヴィオラは動かなくなります。
例:下に移動する時に左と下を押していて、左に壁がある場合、その場で停止してしまう。
しかしMV版はそれが無く、押している方向のどちらかに壁や障害物があった場合でも
移動出来る方向に移動してくれます。

次にテキストスキップですが、これは記録面でも体力面でも非常に良い機能だと思います。
文章が出ている時にキーボードのWキーを押す事で効果を発揮します。
これを使う事で、VX版のRTAをする際に体力を奪っていた決定キーの連打をする必要が無くなり、連打し過ぎて再度テキストを読んでしまうというタイムロスも防ぐ事が出来ます。

他にも
・難易度の追加
・Extra(別ストーリー)の追加
・追跡者のプログラムや追跡者からの逃走ルート
・メニュー画面で操作可能になるまでにかかる時間
ヴィオラの1マス当たりの移動フレーム
…等、細かい変化も沢山あります。(後々詳しく書くかも)


チャート(ネタバレ要注意)※作成中

VX版
VX版はv1.08が最新です。
VX版のチャートはバージョンによって違いがあり、v1.00~v1.06とv1.07~v1.08で数十秒の差があります。
現在最速とされているバージョンは1.06、最速とされている言語は中国語で、申請されている記録はv1.06かv1.08で走った記録がほとんどとなっています。(申請はどのバージョン・言語でもOKだと思います。)
Any%で14分台を狙う場合はv1.06を使用する事をおすすめします。
13分台を狙うのであればv1.06が必須になってくると思います。

VX版v1.06又はそれ以前のバージョン
https://tsukisuki-rta.hateblo.jp/entry/2020/03/10/183548
VX版v1.08又はv1.07
//リンク

MV版
MV版はv1.06が最新です。
v1.00~v1.02とv1.03~v1.06で斜め移動の有無に差があり、斜め移動が追加されたv1.03以降の方が数十秒早く走れます。
しかし、v1.03は斜め移動が追加されて初めてのバージョンだった事もあり、バグが結構多いです。
なので、RTAを行う際はv1.04以降、というより最新版のv1.06を推奨します。

MV版
https://tsukisuki-rta.hateblo.jp/entry/2020/03/12/020414

 

雑多

 

取り敢えず自分が今までやってきた魔女の家RTAに関係してそうなものを入れました

https://tsukisuki-rta.hateblo.jp/entry/2020/03/12/034544

ジャンク100円で購入したミニキーボード「M6905-13」

こんにちは、月好きです。
今回はハードオフにてジャンク100円でミニキーボードを購入したので軽く紹介します。
購入したのはMITSUBISHIのM6905-13という型番のキーボード。

f:id:Tsukisuki_RTA:20200306025739j:plain
Windowsのロゴや色から古さが伝わって来ますが、「AMiTY」(今のタブレットPCの先祖的存在)というパソコンに繋ぐ為のキーボードだったみたいです。詳細な発売日は分かりませんでしたが、Windows95が主流だった頃の物だと思われます。
サイズは大体幅23cm×奥行13cm×高さ2cmととても小さいです。自分の手と比べるとこんな感じ。

f:id:Tsukisuki_RTA:20200306175633j:plain
PS/2端子だったのでUSBに変換して反応チェック。
流石に壊れているだろうと思っていたら
まさかの全キー反応誤動作無し
これで100円だったのは相当大きいです!(未チェックだったから安かったのかも)

f:id:Tsukisuki_RTA:20200306175905j:plain
打鍵感はかなり独特です。
エンターや英字・数字等大きめのキーはノートパソコンのキーボードのような感じですが、十字キーやファンクションキーはプレイステーション十字キーを親指以外で押しているような感じで、ぐにっとした押し心地です。
机に手を伸ばしてやるほどでもない操作(YouTubeのスキップとか)を手元で出来るようになったのでとても良い買い物だったと思います。

AGDQ2020 TETRISPHERE 解説用に調べたもの(原稿?)

こんばんは、TETRISPHEREの解説をさせて頂きます、月好きといいます。よろしくお願いします。

概要


早速テトリスフィアとはどういうゲームなのかの説明ですが、正直かなり難しいルールのゲームになっています。
一言で言うと"同じ色のテトリミノを繋げて消していくゲーム"なんですが、テトリミノが消える条件が非常にややこしいので先に今回FFRPro21さんが走られる種目"レスキュー"について説明させて頂きます。

レスキューについて


"レスキュー"は、テトリミノの中に閉じ込められている仲間を助けるモードです。この種目では盤面にあるテトリミノを全て消す必要が無く、仲間が通り抜ける事が出来る位の穴が空いたら仲間の方から出てきてくれてステージクリアになります。

消し方について


"同じ色のテトリミノを繋げて消していく"という事について説明しますと、このゲーム、盤面のテトリミノを移動させることが出来まして、盤面のテトリミノを移動させて同じ形同士を繋げていきます。
そしてどうやって消すかですが、同じ色同士で隣接しているテトリミノの上に新たに同じ色のテトリミノを落とす事で隣接する同じ色のテトリミノを消す事が出来ます。
ただこの時、緑と黄色のIミノまたは青のOミノの場合条件があって、2つ以上のテトリミノが6面の内最低1面がずれる事無く隣接している必要があり、新たに落とすテトリミノもそのずれる事無く隣接しているテトリミノにずれる事無く隣接させる必要があります。TZLミノはテトリミノの上に乗せる時以外はこのルールは適用されません。
この条件を満たしているなら、ずれる事無く繋がっている同じ色のテトリミノにどんな形で繋がっていても(例えば1ブロック分しか繋がっていなかったとしても)一緒に消えてくれます。

パワーピースについて


光っているテトリミノがあると思うんですが、これはパワーピースと言って、テトリミノを消した時にいくつか生成(と言っても今あるテトリミノがパワーピースに変化)されるもので、移動の時に一度だけ上の層に持っていく事が出来ます。(Z座標)

マジックについて


20個以上のテトリミノを消すとマジック(殆ど爆薬)を手に入れることが出来ます。レベルが5段階あり、使わずにとっておく事でアップグレードすることが出来ます。ロケット花火は落とした所から一定範囲の最上層を破壊出来ます。ダイナマイトはロケット花火よりも範囲が広いです。マグネットはテトリミノを吸い上げて一気に掘り進める事が出来ます。分子(英語Wiki直訳)は最上層を全て取り払う事が出来ます。Atom Bomb(恐らく危険な単語なので翻訳されていませんでした)は分子の強化版で、消す事が出来る層が増えます。

FFRPro21さんについて


今回走られているFFRPro21さんは本当に沢山のテトリスRTAをされている方で、自分もGB版テトリスやマジカルテトリスチャレンジというミッキーとコラボしたテトリスRTAをしていた時に上位にいらっしゃる事を知っていました。他にもパネルでポンやなぞぷよのRTAもされています。

テトリスフィアについて


テトリスフィアは1997年にNINTENDO64で発売されたゲームですが、恐らく聞いた事が無い方の方が多いかなと思います。
実はこのゲーム、日本では発売されておらず、海外の64でしか遊ぶ事が出来ません。今回解説という事で喋らせて頂いていますが、自分はこのゲームの存在を今回のAGDQで初めて知りました。
今回は自分がテトリスRTAの経験がある事や、今回走られている方を一方的ではありますが知っているという事もあったので喋らせて頂いています。
ゲーム自体の評判は良いらしく、3DSの頃から移植して欲しいという声があるみたいです。

追記


解説終わりました!
日本未発売という事もあったのでゲームのルールだけでも説明できたので良かったです。

2048のRTA色々(作成中止)

※追記

このRTAは廃止され、カテゴリから削除されました。

そのため、今走っても記録を申請する場所が無いので注意です。

 

※追記の追記

ome_speedeunチャンネルにて行われたイベント「Meme RTA Marathon」にて2048カテゴリ「16」を走りました!もう走らせてくれるイベントこれしかない気がする

www.twitch.tv

その時の解説原稿 です

 

こんばんは、2048 16生成RTAを走ります、月好きです。
このゲームは個人製作のパズルゲームで、4×4の盤面に生成されるパネルをWASD、十字キー、HJKLキーで操作します。
キーを押すとこのように全てのパネルがその方向に移動し、同じ数字同士がぶつかるとその2つを足した数になります。
このように2、4、8、16、32・・・のように倍になっていき、最終的に2048のパネルを作ったらクリアとなります。
今回はこのゲームで16のパネルを作るまでのRTAとなります。正確な時間は画面右上16の右側に表示されます。
世界記録は0.009秒、自己ベストは0.012秒だったんですが、終わるのがあまりにも早すぎるという理由で運営に削除されたカテゴリとなっています。
それでは始めます。321 スタート ストップです
記録はxxxxでした
終わりです!次はいよいよラスト、ポケットモンスター金です!それでは、ありがとうございました〜

 

2048生成RTAは、序盤は連打力、後半は瞬時の判断力が必要になります。


しかし、種目によっては0.001秒を争う熾烈な上位争いが行われています(最近落ち着きました)。


2048のRTAスマホでもPCでもサイトから無料で出来、
更にタイマーが最初から付いているという非常に始めやすいRTAです。


しかしこのRTA、走者は全体で131人(19/11/5時点)と決して少なくはないのですが、


日本人走者が自分しかいないんです


やはり同じ国の走者の方がいると心強いです。あと嬉しい。

という事で今回は2048のRTAについて色々書いていきます。

 
speedrun.comの2048リーダーボード(ランキング)

https://www.speedrun.com/2048#2048

準備する物

●パソコン又はスマホタブレット(今後はスマホといいます)


2048のRTA
スマホかPCか”ではなく”キーボードかタッチパネルか”
で種目が分かれています。


そのため、スマホにキーボードを繋いで走るとキーボード、PCだけど液タブやタブレットPCのタッチパネルならタッチパネルになります。


3DS等のゲームソフトやスマホのアプリとして配信されている物は今の所NGという事になっているようです。

●録画ソフト又はカメラ


PCもスマホも画面を録画するソフトが無料で公開されています。


カメラでの直撮りは画質や手間がかかる等の点であまりおすすめできませんが、PCやスマホに負荷をかけたくない!


という方はありだと思います。

●2048が出来るサイト


2048のRTAこちらのサイト


が最も正確とされています。スマホ・PC共にこのサイトで走る事をおすすめします。

RTAのやり方

2048のRTAで全ての種目に共通する事は

とにかく盤面を動かすこと

です。

 

GameOver、16~1024生成RTAで上位を狙う為には

"何も考えずになるべく早くタイルを動かす事"

が重要になってきます。

 

2048以上の大きなタイルを生成する場合でも、128や256辺りが出るまでは何も考えずに連打・スワイプする事に集中しましょう。2048の記録を狙っていたら16生成で1Fを切れた!という事もあるかもしれません。

やり方として○○法と載せていますが、説明しやすくする為に勝手に付けた名前です。気にしないで下さい…

キーボードの場合

操作方法

十字キーとWASDキーでタイルの移動、Rキーでリセット

十字キーとWASDを同時に使う事はOKなのでどちらも使いましょう

プレイスタイル

乱打法

場所を気にせずひたすら打ち続ける方法。

何も考えずにプレイする事が出来るので簡単に行うことが出来、タイルが偏る事がないのでゲームオーバーになる事が少ない。

しかし、タイルが結合せずに無駄に動く事が多い為記録は遅くなりがち

安定して長時間リセゲーが出来る。

寄せ法

下を多めに押して上はあまり押さない…など、

移動させる場所のバランスを調整する方法。

少し戦略性のある方法だが、16~256あたりの小さなタイル生成では有効

最短でタイルが繋がる場合が多いので早い記録が出やすいが

新しいタイルが既存のタイルと逆方向に出て盤面を圧迫していく為大きなタイルを作る時にはゲームオーバーになりやすい

小さなタイル生成で自己べを狙うならこの方法がおすすめ

分担法

WASDと十字キーで役割を決め、それぞれ異なる動きをさせる方法。

左手はWAキー、右手は↓→キーのようにする事でWと↑の同時押しなどの重複を防ぐ事が出来る。

乱打法の無駄押しを無くした形で、無駄押しによる時間ロスや体力の消耗を抑えることが出来る…はず。

注意点

キーボードの同時押し対応について

キーボードによって同時に押して反応するキーの数が決まっています。

ゲーミングキーボードは同時に20キー位押しても全て反応する物が多いんですが、事務用やメカニカルキーボードなどの普段同時押しする事を想定して作られていないキーボードでは、このRTAで使う8キーの同時押しに対応出来ない物もある事に注意してください。

押し続けていると勝手にタイルが動く現象について

稀に、連打をせずにキーを押し続けているだけで勝手にタイルが動く現象が起こる事があります。ルールではこの現象によって出た記録について特記されていません。(個人的にはゲームの仕様なのでOKだと思っていますが…)

しかし、あまり早い記録は出ないのでこの現象を故意に狙わずに連打する事をおすすめします。

タッチパネルの場合

操作方法

盤面上でスワイプする事でスワイプした方向にタイルが動きます。

プレイスタイル

両手法

両手の親指を使いスワイプする方法。

キーボードの乱打法と同じ。

何も考えずにスワイプ出来、タイルの移動量も多い為ゲームオーバーになりにくく、タイルを上下左右へ動かしやすいが無駄な動きが多い

両手を使う為盤面が見えにくい所も欠点

直角両手法

両手の指を使いスワイプする方法。

片方の手は上下、もう片方の手は左右を担当する事で偏り無くタイルを動かす事が出来る。必然的にタイルが四隅に集まる形になる為、キーボードの寄せ法と分担法のハイブリッドのような形になる。音ゲーのように地面に固定して人差し指で動かしたり、端末を斜めに持って親指で手前にタイルを引っ張ったり…と色々なやり方があるので自分のやりやすい形で走りましょう。

片手法

端末を固定し、人差し指と中指でスワイプする方法。

寄せ法のようにタイルを偏らせる事が可能だが上から下以外の操作がかなり難しい為大きいタイルの生成には不向き。

 

最後に

自分が2048RTAを始めた理由は、簡単そうで、短いからという理由でした。

しかし始めてみると、キーボードもタッチパネルも様々なやり方があり、16生成に関しては0.1フレームを争うという他のRTAでは中々無い光景を見る事が出来る、短いながらも面白いRTAだなと感じました。

だからこそ、このRTAを沢山の方に知って頂き、良ければ走って頂きたいと思い、この記事を書きました。

ブログを始めたばかりで色々と見づらい所があったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。