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新たな連打方法「ローリング」のやり方

こんにちは、月好きです。
今回はNESテトリスで使われている連打方法「ローリング」のやり方を紹介します。

そもそもローリングとは

Rolling(別名:Flyheccing)は2020年11月頃に編み出された連打の技術です。
NESテトリスプレイヤーであるCheezさんが、レトロゲームタイムアタックをしているHectorFlyRodriguezさんの連打方法などを参考にして作られました。

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元々アケコンボタンを使った連打のため、左右の手を交互に当てれば長時間の連打が可能でしたが、ローリングは少数の連打を素早く行う事に特化しています。(NESテト以外でローリングを使用した例があまりないため、持ち方や手の使い方によっては長時間の連打も出来るかもしれません。)

ローリングのやり方

やり方を一言で説明すると、コントローラーの背面を押し上げる事で、ボタンの上に置いた指に当てて連打します。

これを応用し、押し上げる指を流れるように当てると痙攣連打以上の速度が出せます。NESテトリスでは十字キーを連打しますが、ABボタンでも連打できます。

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自分は左手を使ってローリングしていますが、左右どちらが得意かはかなり個人差があります。

ローリングでは、指の本数を変えて連打数を変えます。NESテトは片手ローリングなので、一度に最大5発打ち込めます。
この時難しくなるのが親指と小指です。他の指より短く、親指は離れた位置にあるのでなかなか連打判定が出ない2本です。
自分の場合は、”先に親指以外の4本でのローリングを練習→親指を使い始め、徐々にレベル(テトリミノの落下スピード)を上げて慣れていく”という方法で練習しました。

打ち込む指の順番にもいくつか種類があります。左手は”親指→小指”の順番でローリングするスタイルが一般的ですが、右手の場合は”小指→親指”と”親指→小指→人差し指”のパターンがあるようです。

持ち方の種類

出来てそこまで時間が経っていないローリングですが、既にいくつかの持ち方が生み出されています。
持ち方は大きく分けて4種類ほどあり、各プレイヤーによってコントローラーをどこに置くかや各指のボタン役割が変わります。

※今回各持ち方の動画を撮ってみましたが、①と④はうまく出来ないので「こんな感じなんだな~」程度に見てもらえればと思います。

NESテトではコントローラーを反転させる持ち方が最初に編み出されました。この持ち方の場合は右手でローリングができるため、右利きの人は扱いやすいのかもしれません。弱点は操作が逆になってしまう点で、正しい動きが出来るまでかなりの時間が必要だと思います。

NESテトではコントローラーの操作ボタンを反転させる基盤「Goofy Foot」の使用が許可されていますが、RTAや連打数を競うリーダーボードでは禁止されている事も多いので、連打のみを行うゲームに使いやすいかもしれません。

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次は自分も実践している持ち方で、見た目としては一番分かりやすいと思います。右手の親指で十字キー、人差し指と中指でABボタンを操作します。

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手の大きさによっては人差し指で十字キー操作だったり、中指と薬指でABを操作したりと、指を1つずらすことも可能です。

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ここからはローリングをやっている自分から見ても特殊に思う方法です。

Vicious_Rhubarbさんの持ち方で、親指で十字キー、薬指でAとBを操作します。この時、人差し指と中指はコントローラーの上部を支えて、コントローラーを立てた状態でローリングを行います。手の大きさや指の長さが噛み合えばプレイしやすいのかもしれません。(自分の場合は人差し指で支えて中指でABを押すほうがうまく出来ました。)

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最後はjerpidudeさんの持ち方です。基本的には普通のコントローラーの持ち方と変わりません。その時に空いている左手の親指以外の4本でローリングを行うという方法で、出来る人はかなり限られてくるのではと思います。左手親指は十字キーに当てているため4回が最大になります。

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以上、ローリングのやり方紹介でした。

ローリングは日々、NESテトの新たな記録を生み出しています。
RTAやスコアアタックなど他のゲームでも使える技術だと考えているので、是非挑戦してみて下さい!